[(an imitation) blood orange] Mr.Children のアルバムレビュー

日常

Mr.Children のアルバム [(an imitation) blood orange] のレビューです。

大分前に出されたアルバム [(an imitation) blood orange] のレビューを致します。

2011年の東日本大震災後に出されたMr.Childrenのアルバムです。

大震災の影響が色濃く、全体に暗めな内容となっています。
そうした理由からかミスチルファンからはあまり評判が良くないようです。

このアルバムを聞き始めたのは2年くらい前からですが、最終的な聞いてみた感想は「かなり良い感じ」でした。

評判が良くないため入手してしばらくは聞かずに放置しており、ほかのアルバムをメインで聴いていました。
そのうちに、これも聞いてみようと思いあまり期待せずに、いや、史上最低とも言われているこのアルバムがどんなに悪いのか知りたい気持ちで聞いてみました。

ミスチルのアルバムは概してスルメ系が多く、聞き込んでいくと凄く良くなっていくものが多いです。

このアルバムもそのような感じでした。

聞いてみて

最初の印象は、なんか中途半端な曲が多いかなといった感想でした。
でも言われているほど悪くないのではとも思いました。

そして何回か聞いてみると、ほかのミスチルアルバムの例にもれず「やはり良いアルバムだった」という結論になりました。

「低評価レビューの人は、聞き込みが足りないのでは?」といった印象です。

1.hypnosis
深刻そうなイントロと共に始まるオープニング曲。どうしようもない現実に直面した時の覚悟の様なものが描かれています。
良い曲です。

2.Marshmallow day
軽い感じの曲。
これは違和感ありです。小林武史氏のサザン用の曲が混ざったのか?といった感じ。ミスチルっぽくないですね。

3.End of the day
これも明るめの曲。
良い曲ですが、何かバランスが悪いです。一旦終わった感じの後に多めに曲が付け足されていて構成がなんか変な感じ。
こんな未完成な曲はミスチル史上初めてなのでは?

4.常套句
静かな良い曲。

5.pieces
詩と曲のコンビネーションがグッドなこれも良い曲。

6.イミテーションの木
いかにもミスチル的な良い曲。このアルバムでは一番良いか。アレンジが情感を盛り上げます。

7.かぞえうた
「数え歌を歌ったら」というifから始まる曲。大震災後の生き方を思うこのアルバムのテーマに対する答えの曲でしょう。
これも良い曲。

8.インマイタウン
ちょっと地味な曲ですが、年末に一年を振り返ったりしてしみじみする時の風情が歌われています。AORのエアプレイなんかにありそうな感じの曲です。これも良いです。ちょっと地味ですが。

9.過去と未来と交信する男
やや怪奇的な人物の交流した人々を綴る曲。運命的な内容を歌っています。良い曲。

10.Happy Song
悲しい中でもハッピーソングをという。元気づけを意図する曲。良曲。

11.祈り ~涙の軌道
未来はどうなるのか?良い未来であってほしいと願う曲。
良曲です。

こんなかんじでほぼ良い曲が占めているアルバムだと思いました。
②、③がいまいちなのが低評価なのか?②、③が良くないのはミスチル史上初という感じ。
震災後にばたばたしていてブラッシュアップできなかったのか?

ミスチルのアルバムの評価はファンの人それぞれで全く違ったりしますが、私の場合はこのような感じでした。

気分転換でよく聞くアルバムになりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました