ロジクールのゲーミングマウス「G604」はたくさんのボタンがついており、それを専用のアプリケーションでカスタマイズして便利に使えます。
ゲームではなく普段のパソコン操作、特に文書作成用に使用しておりました。
そんなG604ですが、悪いことにチャタリングを始めてしまいました。
チャタリングというのはシングルクリックがダブルクリックとして認識されてしまうという現象です。
デスクトップのアイコンなどをシングルクリックしても開いてしまう
ブラウザの新規タブ作成を押すと、新規タブが二つが出てしまう
などと成り非常に困ります。
ロジクールのマウスはよくこの症状に悩まされます。
ネットで調べるといろいろな解決方法が書いてあります。
いろいろやってみたのですがあまり症状が変わりません。
それで一番の解決方法として上げられている「チャタリングしているボタンのスイッチに接点復活剤を塗る」方法を試してみました。
分解
すでに試された方がブログにアップロードしています。

そうしたサイトを見ながらやって見ました。
G604には分解をする際に、どこにもネジ穴のようなものが見当たりません。
先ほどのサイトによると裏側のゴムの部分をはがすとそこにねじ山があるそうです。
早速やってみました。
マウスの裏面のゴムは2重になっており、マイナスドライバーなどでえぐる際は一枚目だけでなく二枚目をえぐらなくてはなりません。
二枚目をえぐると、その下にプラスのネジ山が見えてきます。
それを外して行きます。
ゴムをえぐる際は全部をえぐらずに写真のようにネジ山が配置されていますので、それを見ながら一部だけを剥がすようにします。
そうしておけば、元に戻す際に簡単に戻ります。
ゴムの裏は粘着テープになっているのでそこを指でつまんだりしないようにします。
ネジを全部外すとマウス本体を分解できるのですが
一部、中でピンのように突き出した部分のプラスチックが少しだけ上蓋にひっついているようです。(ほんの少し止めるくらいに。)
それで分解するのに少しだけ力が要るようです。パキッとなりますが問題ないです。
うまく二つに分解できたら今度は、先端の左右クリックをするマウスボタンの部分を外します。
外すとその下に四角いボタン本体が見えます。
このマウスの場合は左クリックのところがチャタリングしていたのですが
その左クリック部分のスイッチの四角いボタン本体の中に不具合の接点部分があります。(外からは見えません。)
その四角いスイッチ本体の中に接点復活剤をスプレーします。
スプレーした後スイッチ接点部分の中に浸透するようにマウスを縦にしたりします。
(表に出ている白いスイッチのようなものの下に接点があるのではなく、その反対側の部分に接点があります。)
それでスイッチ部分を何回も押したりして接点復活剤をなじませます。
こぼれた接点復活剤を拭き取ったりしながら、マウスを元に戻します。
元に戻ったマウスをさらにクリックをしてスイッチを何回も押すようにします。
それで一日放置しておきます。
その後パソコンに接続してみました。
テストをしてみましたがチャタリングは完全に治っており一度もチャタリングが出ませんでした。
分解にはやや面倒なところもありますが接点復活剤を塗った後は全くチャタリングが出ていません。
驚くくらいうまくいきました。
接点復活剤
接点復活剤などですが
ホームセンターでは880円で呉工業のコンタクトスプレーが売ってありました。
ほんのちょっと、わずか一拭きくらいしか使わないのに随分大きな缶です。
呉工業にはもう一つ接点復活剤という名前のやや細めのスプレーが売ってありますが
どちらも成分は同じのようです。
ネットでは、某お買い物システム「ア●ゾン」でコンタクトスプレーが売ってありましたが、細めの接点復活剤の方は売ってなかったです。
ヨドバシの方で売ってありました。
ヨドバシの接点復活剤は少し安かったです。
ヨドバシにアカウントを持っている人だったら、いくらかポイントが貯まっていると思いますのでそれを使うとかなり安くできます。
このコンタクトスプレー接点復活剤はいろいろなものに使えますのでホームセンターの880円でも充分元が取れると思います。
ゴム部分はダメ
コンタクトスプレーはゴム部分には使ってはいけない様です。
もう一つ別のマウスに使ったところ真ん中のスクロールホイールの部分にゴムが使われていてそのゴムが劣化してしまいました。
ゴムがたるんでボタン部分を圧迫してしまってうまくいかなかったです。
テレビのリモコンにもボタンにゴムが使われているのでコンタクトスプレーを使ってはいけないようです。
まとめ
このような感じでマウスのチャタリングはコンタクトスプレーでうまく治りました。
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